FX取引をする際のチャートの見方

FX取引をする際にチャートの見方について、私の経験に基づいてご紹介します。
チャートとは、FX取引を行うドル円などの通貨ペアの値動きを時系列ごとに表示したグラフです。
通常は、横軸が時間を表し縦軸が値段を表します。
基本のグラフにロウソク足と呼ばれるグラフがあります。
私は取引を行う際には、取引ツールに必ずロウソク足を表示し値動きを確認しています。
ロウソク足は、一定時間内の始値、終値、高値、安値の四つの値を表すグラフです。
この四つの値を四本値と言います。
ロウソク足は表示する時間によって、分足、時間足、日足、週足、月足などと呼ばれます。
日足と言った場合は、その日の四本値が1本のグラフとして描画されます。
ロウソク足は、世界中の投資家が参考にする基本のチャートです。
実際に取引を開始する際には必ず確認するようにしましょう。
それでは、私が実際に行っているチャートを確認する手順を紹介します。
長期のグラフを確認し、その後により短期のグラフを確認します。
実際に確認するロウソク足でいうと、月足、週足、日足、4時間足、1時間足、30分足、15分足の順です。
なぜ長期のグラフから確認するかというと、為替の大きな流れを理解する必要があるからです。
15分足などの短い時間足を表示させても、取引ツール上では数日間程度の値動きしか確認できません。
その短い期間の値動きを見てもその通貨ペアが上昇傾向なのか下降傾向なのかとれともトレンドのない状態なのかを把握することは困難です。
ですので、私はトレンドを把握するために長期のグラフから順に確認するようにしています。
基本のロウソク足を理解したら、次はテクニカル指標をチャート上に表示させましょう。
FX会社が提供する取引ツールには、さまざまな機能が提供されています。
テクニカル指標の自動計算もその機能の一つです。
テクニカル指標には大きく分けて2つの種類があります。
一つは、トレンド系と呼ばれるテクニカル指標です。
大まかにいうと、その通貨ペアが上昇トレンドにあるか下降トレンドにあるかを判断するために利用します。
代表的なトレンド系指標に、移動平均線やボリンジャーバンドなどがあります。
もう一つは、オシレーター系と呼ばれるテクニカル指標です。
こちらは、その通貨ペアが買われ過ぎの状態か売られ過ぎの状態かを判断するために利用します。
代表的なオシレーター系指標に、MACDやRSIなどがあります。
最近のトレンドツールには、複数のテクニカル指標を一つの画面に表示することができます。
私は、ロウソク足を表示した画面上に移動平均線とMACDを表示させています。
私はトレンド系とオシレーター系の両方のテクニカル指標を確認することでトレードタイミングを決めています。
テクニカル指標にはとても多くの種類があります。
自身のトレードスタイルにあったテクニカル指標を選んでトレードをしましょう。
私が推奨するのは、トレード系で現在の通貨ペアのトレンドを把握し、オシレーター系で売買動向を把握するトレード手法です。
値動きを表すチャートには、ロウソク足以外にも平均足やカギ足などさまざまな種類があります。
私は判断に困った時にはロウソク足を基本とし、その他のチャートを補助的に使用することもあります。

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