要人発言で振れるFX相場について

ここのところ要人の発言で相場が大きく振れることが多く、そのたびに取引に大きな影響を受けています。
ECBの政策金利発表後のドラギ総裁の会見に伴う上下の振れやFRBバーナンキ議長の議会証言の結果の上げ、日本では日銀の黒田総裁の発言やメディアへのインタビューの結果の急落、ユーロ議長の利下げ示唆発言など、数えだしたら切りがないほど多くの要人発言により為替がふれることがおおくなっています。
実際私もポジションを持っているときにこうした発言でいきなり下押しし、なんどとんくストップロスをつけて損切りを余儀なくされるようになっています。
考えて見ますとそれだけリアルタイムで要人の発言が世界に伝わるようになっているということなのでしょうが、最近の事例でいえば黒田日銀総裁がメディアインタビューに答えて、金融緩和は円安のためにやっているわけではないといった発言で70銭ぐらいいきなり急落したのが記憶に新しいわけですが、よくよく見てみると前から言われていることを繰り返しただけで、たいした内eではないわけです。
しかし海外勢が中心になって急激に円の買い戻しが起きることになりました。
このケースのときも一旦損切りを余儀なくされたのですが、たいした内容でないということからすぐに買い戻しを行うことで事なきを得ることができました。
しかし急落の直後というのはその理由がはっきりしないため、非常に次のアクションをどうとっていくかについて迷うことが多くなります。
こうした事態は事前に予想することができないため、地震と同じようなもので適格なアクションができなくなることが多いものです。
私の場合は、とにかく保有したポジションには全てストップロスを設定して不測の事態に必ず対応できるようにしています。
正直なところ、個人の投資家としてはこれぐらいしか対応する方法がないのですが、これまでのこうした要人発言で損失を蒙った経験から、とにかくこれだけは確実に行うようにしているというわけです。
逆に在席中の買いのポジションの場合には逆に飛び上がることがあるので、指値をしないようにしています。
これにより急激に上がったときには一番高くなったところに近いところで利益確定ができるようになりました。
もちろん不在の時には指値も逆指値もきちんととっていきますが、ある程度の経験からくる知恵といえばいいでしょうか。
とにかく市場はある種の疑心暗鬼を起こしているところもあるようなので、ちょっとした要人の発言に異常に反応することが多くなっています。
定期的な経済指標に関してはある程度覚悟ができているので、何が起きても比較的冷静に対応できるのですが、理由がわからずに暴落したり、暴騰したりする場合には、やあり誰かの発言か、メディアの報道ではないかと疑ってソースを短時間に探す努力をしています。
もちろん微力ではありますが、いかに状況を理解するかが次のアクションにつながるものと信じて短期の情報収集に努めているというわけです。
これが結構効果があり、事情がわかれば買いで立ち向かうのか放置するのかも決めることができるのです。
こうしたやり方はかなり難しいものではありますが、FXに勝ち残るためにそんな努力もしているということです。

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